韓国のコロナ新規感染者が急増 過去最多の950人
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は12日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から950人増え、累計4万1736人になったと発表した。1日当たりの新規感染者数としては大邱市・慶尚北道を中心とする流行の「第1波」のピーク(2月29日、909人)を上回り、過去最多を更新した。市中感染が928人、海外からの入国者の感染が22人だった。
9日から3日連続で600人台後半だった新規感染者数は900人台に急増した。先月上旬の時点では100人程度を維持していたが、わずか1カ月で1000人に迫った。首都圏の教会と療養型病院で大規模な集団感染が発生したほか、塾、飲食店、家族や知人との集まり、軍部隊など全国のさまざまな日常生活の場で感染が拡大している。感染者急増に伴い病床不足など医療機関の負担がさらに大きくなるとみられる。
新たに確認された感染者のうち市中感染者は928人で、前日比255人増え、最多だった3月2日の684人を上回った。市中感染者数は今月3日から連続して500~600人台で推移している。
地域別にみると、ソウル市が359人、京畿道が268人、仁川市が42人で、首都圏が669人を占めた。首都圏以外の地域では釜山市が58人、江原道が36人、大邱市が35人、蔚山市が23人、忠清北道が21人、慶尚北道が19人、大田市が18人、慶尚南道が17人など。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは22人で、前日に比べ6人増加した。12人は空港や港湾での検疫で判明し、10人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から6人増えて計578人となった。韓国国内の平均致死率は1.38%。重篤・重症患者は前日より10人増え、179人となっている。
11日の検査件数は3万8651件で、前の日に比べて5386件増えた。
中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
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