文大統領「重大な局面」 新型コロナ防疫措置の強化検討
記事一覧
2020.12.13 16:55
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は13日午後、政府ソウル庁舎で開かれた新型コロナウイルスへの対応を話し合う中央災難(災害)安全対策本部の会議に出席し、感染が再拡大していることについて、「今、拡大の勢いを抑えなければ(防疫対策の)『社会的距離の確保』のレベルを(最高の)第3段階に引き上げることも検討しなければならない重大な局面」との認識を示した。
韓国政府が同日に発表した1日の感染確認者は1030人と初めて1000を超え、2日連続で過去最多を更新した。
文大統領は「第3段階に引き上げることは最後の手段で、不可避だと判断すれば思い切って決断しなければならない」と指示した。
また、「あらゆる防疫能力と行政力を集中させ、コロナの拡大阻止に総力を挙げなければならない絶体絶命の時間であり、実に厳しい状況」とした上で、韓国式コロナ対策の「K防疫」の成否をかけ、総力を結集して対応すべき時期だと強調した。
その上で、「何よりもスピードが重要」とし、「迅速かつ広範囲な検査で感染者数がさらに増加するかもしれないが、感染者を最大限迅速に見つけ、感染経路を断つことが拡大を早く抑制する根本的な方法」と述べた。
国民に対しては今が「ワクチンと治療薬が使用される前までの最後のヤマ場」とし、「社会的距離の確保の実践が最も強いワクチンと治療薬」と強調。「日常の活動をしばらく止めてほしい」と述べ、人との集まりや移動を最大限自粛するよう呼び掛けた。
kimchiboxs@yna.co.kr
キーワード