情報機関トップが警察庁長と面会 スパイ捜査権の移管へ協議=韓国
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2020.12.15 16:39
【ソウル聯合ニュース】韓国情報機関・国家情報院(国情院)の朴智元(パク・チウォン)院長は15日、金昌龍(キム・チャンリョン)警察庁長をはじめとする情報・保安関連の警察幹部と面会し、国家情報院法改正案の成立に伴う措置を協議した。国情院が伝えた。
同法改正により、スパイ活動など共産主義活動の捜査を行う「対共捜査権」は3年の猶予期間をおいて国情院から警察に移管される。
朴氏は面会の席で「きょうから国情院の全ての対共捜査は警察と合同で行われる。3年後に対共捜査権が移管されるまで、警察が(中心的役割を果たす)『射手』となり、国情院は『助手』となるだろう」と述べた。「対共捜査権の移管を後戻りできないように実行する」とも強調した。
国情院はこれに向け、内部に移管のための専門組織を新設する計画だ。また、警察との円滑な連携・協議のため両機関の協議体をつくり、定期的に会合する予定だという。
tnak51@yna.co.kr