タンカー拿捕 イラン大使呼び抗議=韓国政府
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2021.01.05 14:57
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の高ギョン錫(コ・ギョンソク)アフリカ中東局長は5日、韓国船籍のタンカーがホルムズ海峡近くのペルシャ湾でイラン革命防衛隊に拿捕(だほ)された問題で、シャベスタリ駐韓イラン大使を呼び出して抗議した。高氏は遺憾の意を表明した上で、拘束された船員の安否を確認し、速やかに解放するよう要請したとみられる。
シャベスタリ氏は外交部庁舎に入る際、「船員は安全か」との報道陣の質問に対し「全員安全だ」として「健康については心配する必要はない」と答えた。高氏に対しても、船員らの現在の状況とイラン政府の立場を伝えたと予想される。
イラン外務省の報道官は前日、「地方当局の初期報告によると、この事案は完全に技術的なものであり、船舶は海洋汚染について調査せよとの裁判所の命令に従って措置(拿捕)されたものだ」と述べた。
タンカーには船長を含む韓国人5人やミャンマー人11人、インドネシア人2人、ベトナム人2人の計20人が乗船していた。
ynhrm@yna.co.kr