北朝鮮 党規約改正し国防強化を明記=5年ぶりに書記局復活
記事一覧
2021.01.10 09:54
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が5年ぶりに朝鮮労働党の規約を改正し、国防力の強化を明示した。
朝鮮労働党は9日、党大会の5日目の会議を開き、党規約改正に関する決定書を採択した。党規約の序文に「共和国の武力を政治思想的、軍事技術的に強化する」と明記。「強力な国防力で根源的な軍事的脅威を制圧し、朝鮮半島の安定と平和的環境を守る」との内容を加えた。朝鮮中央通信が10日、報じた。
また、5年ぶりに党の政務局が廃止となり、書記局が復活した。16年の前回党大会で書記局を政務局に変更したが、本来の体制に戻したことになる。
党大会を5年ごとに開催することも決めた。
北朝鮮は今月5日から最大の政治イベントとされる党大会を開催している。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)は5~7日の党大会の報告で、「最大の主敵である米国を制圧・屈服させることに焦点を合わせ、対外政治活動を行うべき」と強調した。これは今月20日に就任するバイデン次期大統領を狙ったメッセージとみられる。
csi@yna.co.kr