韓国大統領府 朴前大統領の刑確定「歴史的教訓に」=赦免には言及せず
政治
2021.01.14 16:04
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)は14日、大法院(最高裁)の差し戻し審判決で朴槿恵(パク・クネ)前大統領(68)に対する懲役20年の実刑が確定したことについて、「大統領経験者が服役することになった不幸な事件を歴史的教訓にし、再びこのようなことを起こしてはならない」との立場を表明した。
青瓦台の康珉碩(カン・ミンソク)報道官はこの日の会見で、「(朴槿恵政権を退陣に追い込んだ)国民のろうそく革命、国会の弾劾に続いて裁判所の司法判断で国政壟断(ろうだん)事件が終結した」と述べた。
また、「韓国は民主共和国だという憲法精神があらわれたもので、韓国民主主義の成熟した発展を意味する」と説明した。
一方で、朴氏の赦免については言及を避けた。
青瓦台高官は、記者団に対して「大法院の判決が出た直後に赦免について言及するのは適切ではない」とし、文在寅(ムン・ジェイン)大統領から赦免に関する話は聞いていないと述べた。
文大統領は、近く行う新年記者会見で朴氏と李明博(イ・ミョンバク)元大統領の赦免に関する質問に答え、立場を明らかにすると予想される。
ynhrm@yna.co.kr
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