韓国完成車メーカー 20年のSUV国内販売が初の60万台超
【ソウル聯合ニュース】韓国自動車産業協会(KAMA)によると、韓国メーカーが2020年に国内で販売したスポーツタイプ多目的車(SUV)が前年比15.3%増の61万5982台となり、初めて60万台を超えた。乗用車販売(137万4715台)に占める割合は44.8%となり、3.5ポイント上昇した。
多目的レジャー車(RV)は71万8295台が販売され、全体の52.3%を占めた。新型コロナウイルスの影響で車中泊の需要が増えたのに加え、新型モデルが相次いで発売されたことが後押ししたとみられる。
現代自動車のSUV販売台数は24万8242台で、前年比3.9%増加した。自動車販売全体にSUVが占める割合は31.5%だった。販売台数が最も多かったのは「パリセード」(6万4791台)で、SUVモデル全体では販売台数2位だった。
現代の子会社・起亜のSUV販売台数は19万6453台となり、前年比で21.3%伸びた。自動車販売全体(55万2400台)に占める割合は35.6%だった。「ソレント」の販売が同57.2%増の8万2275台となり、SUVモデル全体で販売台数1位になった。
韓国GMのSUV販売台数は前年比114.8%増の3万3268台だった。自動車販売全体に占める割合は40.1%だった。最多販売モデルは「トレイルブレイザー」(2万887台)だった。
ルノーサムスン自動車のSUV販売台数は8万3199台となり、前年比59.0%増えた。自動車販売全体に占める割合は86.7%となった。最多販売モデルは「QM6」(4万6825台)だった。
双竜自動車の20年の国内販売台数は前年比18.5%減の8万7888台で、全てがRVだった。
SUVの好調は今年も続く可能性が高い。ソレントやパリセードなどの人気が続いており、先月発売された現代の高級車ブランド「ジェネシス」の小型SUV「GV70」の販売が本格化するとみられ、新型モデルの発売による効果も期待される。
kimchiboxs@yna.co.kr