21年の世界成長率見通し 5.5%に上方修正=IMF
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2021.01.26 22:00
【ワシントン聯合ニュース】国際通貨基金(IMF)は26日に公表した世界経済見通しで、2021年の世界経済の成長率をプラス5.5%と予測し、昨年10月時点から0.3ポイント上方修正した。20年は新型コロナウイルス大流行のあおりで3.5%のマイナス成長だったと推定した。
IMFは、多数の新型コロナワクチンの承認と接種開始により大流行収束への希望が高まったとしながら、予想より良好な経済指標、追加の政策支援などが21年成長率の上方修正につながったと説明した。
新型コロナに見舞われた20年は、同年10月時点では4.4%のマイナス成長を見込んでいたものの、下半期に予想を上回る経済活動があったことからマイナス3.5%に下げ幅が縮小したとした。21年に5%を超える高い成長率が見込まれるのは、前年の深刻な景気低迷による反動という面もある。
IMFは一方、22年の世界成長率見通しはプラス4.2%で据え置いた。
IMFは毎年4月と10月に各国の経済成長率予測を発表し、1月と7月には改定報告書で主要国を中心に成長率見通しを調整している。
tnak51@yna.co.kr