20年の産業生産0.8%減 初のマイナス=韓国
記事一覧
2021.01.29 09:08
【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が29日発表した2020年の産業活動動向によると、全産業(農林漁業除く)の生産は前年比0.8%減少した。00年の統計開始以来、初めてマイナスを記録した。新型コロナウイルス感染拡大が広い範囲で影響を及ぼした。
製造業を含む鉱工業生産が0.4%増加した一方で、サービス業生産が2.0%減少した。
昨年は消費も減少した。消費動向を示す小売販売額は0.2%減少し、マイナス幅も03年(3.1%減)以来の大きさとなった。
設備投資は6.0%増加した。
統計庁は「新型コロナの影響で対面型のサービス業の生産が大きく落ち込み、年間の全産業生産が減少した」と説明した。
一方、20年12月をみると、全産業の生産が前月比0.5%、小売販売額が0.2%、設備投資が0.9%、それぞれ増加した。
景気の現状を示す一致指数の循環変動値は前月比横ばいだった。景気の先行きを示す先行指数の循環変動値は0.5ポイント上がり、7カ月連続の上昇となった。
mgk1202@yna.co.kr