コロナ「うつ」超え「怒り」に 社会にネガティブ感情広がる=韓国調査
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2021.02.02 16:52
【ソウル聯合ニュース】韓国言論振興財団は2日、成人1000人を対象に新型コロナウイルス流行後の日常変化に関するオンライン調査を実施した結果、コロナの感染拡大により韓国社会全般にネガティブな感情が広がっていることが分かったと明らかにした。社会のムードがストレスによるうつ状態の「コロナブルー」を超え、怒りを感じる「コロナレッド」の段階に移っていると診断している。
コロナの感染拡大前と比べ、日常での感情がどう変わったかを尋ねたところ、回答者の78.0%は「心配またはストレス」をより多く感じるようになったと答えた。コロナ前よりも「不安または恐怖」を感じるとの回答は65.4%、「いらだちまたは怒り」「憤怒または嫌悪」の感情が増したとの回答はそれぞれ60.8%、59.5%だった。
これに対し、「誇りまたは自負心」「感謝または安心感」が増したとの回答はそれぞれ35.4%、29.3%にとどまった。
一方、この先の社会に対しては楽観的に捉えていることが分かった。「韓国社会はどんな困難も最終的に克服する」と考える回答者は63.6%、「韓国社会はよりよい社会になる」との回答も56.7%を占めた。
ただ、回答者の半数以上は「嫌悪と差別が増える」(66.9%)、「社会構成員の間で格差が広がる」(63.0%)、「個人の自由が制限される」(56.0%)ことなどに懸念を示した。
tnak51@yna.co.kr
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