「日本食の親善大使」 韓国で2人を初任命
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2021.02.04 16:24
【ソウル聯合ニュース】「日本食普及の親善大使」の任命式が4日、ソウルの日本大使館公報文化院で開かれ、2人に任命状が手渡された。
同親善大使は農林水産省が日本食・食文化の普及に取り組む日本料理関係者らを任命する。2015年からこれまで44カ国・地域で87人、日本国内で58人の計145人が選ばれた。韓国で任命されるのは今回が初めて。
大使に選ばれた石元淳子さん(64)は中部・大田にある又松情報大の日本外食調理学部学部長を務め、学生に日本料理を教えている。「海外に住んではじめて実感できた日本食の文化、奥の深さを少しでも多くの韓国人に広めていく」として、「もっと日本食文化が世界に広まるようお手伝いしたい」と語った。
ソウル市内の有名すし店「匠権」の権五俊(クォン・オジュン)オーナーシェフ(56)は30年前に日本に渡って修行を続けた。2010年に韓国に戻り、料理人として活動するとともに、講演などを通じて日本食文化の魅力を伝えている。「日本で料理を教えてもらったとき、恩を受けた。韓国人や韓国に暮らす日本人にその恩を返したいと思った」という。今後は「新型コロナウイルスの影響で日本に行けない人のため、できる限り日本の(食)文化を伝える役割をしたい」と述べた。
kimchiboxs@yna.co.kr
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