金正恩氏の肩書 英語表記を「プレジデント」に変更=北朝鮮
北朝鮮
2021.02.17 12:35
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記の肩書の英語表記が、議長や委員長などを意味する「Chairman」から大統領、主席を指す「President」に変更された。北朝鮮の朝鮮中央通信は17日、金総書記が父の故金正日(キム・ジョンイル)総書記の生誕記念日(光明星節、16日)に平壌の錦繍山太陽宮殿を参拝したというニュースを英語で報じる際、呼称を「president of the State Affairs」とした。
中央通信は先月22日まで、「chairman of the State Affairs Commission」を用いていた。
これに関し韓国の情報機関、国家情報院は今月16日の国会情報委員会で、金総書記の英語表記が国際的に通用するPresidentに変更されたと説明した。
金総書記の祖父、故金日成(キム・イルソン)主席も生前、英語ではPresidentの呼称を用いている。
今回の変化は、多くの国が対外的に、国家元首、政府首班をPresidentと称していることを踏まえたとみられる。
このところ北朝鮮は、国際社会で一般的な表現を取り入れる傾向がある。韓国の国防部にあたる「人民武力省」を「国防省」に改称したことが一例。国際社会に対し、一般的な国のイメージを与える狙いといえそうだ。
mgk1202@yna.co.kr