韓国首相「政府信じ積極的に参加を」 26日からワクチン接種
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2021.02.25 10:13
【ソウル聯合ニュース】韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相は25日、新型コロナウイルス感染症対応を話し合う中央災難(災害)安全対策本部の会議で、翌日から始まるワクチン接種について「政府を信じ、科学と事実を踏まえて立てられた計画に従って積極的に接種に参加してほしい」と呼び掛けた。国民がワクチンへの不信から接種を避けるなら、集団免疫の獲得には至らないと懸念した。
丁氏は「政治と金、利害得失の論理でワクチンをみるなら社会的な不信と葛藤をもたらすだけでなく、日常への回帰という希望がますます遠ざかる」とした。政府は科学的に検証された結果をあるがまま受け入れ、全てを透明に公開するとも述べた。
一方、日本による植民地支配に抵抗して1919年に起きた独立運動の記念日「三・一節」の3月1日に一部の団体が集会を計画している。これに関し丁氏は「都心部での集会は新型コロナの感染拡大の火種になるには十分だ」と指摘。警察庁とソウル市に、違法な集会の阻止と違法行為への厳重対応を指示し、集会を計画する団体に対しては国民の健康と安全を考えて撤回するよう求めた。
政府は来週から適用する防疫対策「社会的距離の確保」のレベル調整案を26日に発表する予定で、丁氏は「1日300~400人の感染者が発生し続けている。状況を冷静に見極め、決定する」と述べた。
mgk1202@yna.co.kr