ワクチンを全国に輸送 26日から接種開始=韓国
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2021.02.25 11:20
【ソウル聯合ニュース】韓国で新型コロナウイルスワクチンの接種開始を翌日に控えた25日午前、ソウル郊外の京畿道利川市の物流センターで英アストラゼネカのワクチン輸送作業が始まった。ワクチンは韓国のSKバイオサイエンスが受託製造し、南東部・慶尚北道安東市内にある同社の工場で24日に出荷された。
この日午前5時50分、ワクチンを積んだ1台目のトラックが警察と軍の警護を受けながら物流センターを出発した。
当初の計画では同7時にトラック55台の出発が完了する予定だったが、2時間以上遅れた。疾病管理庁は「初めての輸送のため、ワクチンの流通会社が徹底的に確認し、慎重に処理した」と説明した。
一方、南部の済州島に運ばれるワクチン1950人分(3900回分)は24日午後、物流センターを出発し、南西部の木浦港でカーフェリーを利用して同島に向かう予定だったが、適正な保管温度を超えたことが確認され、全量を回収し再輸送された。
アストラゼネカのワクチンの輸送は28日まで行われる。計78万5000人分(157万回分)が約1900カ所に運ばれる。
kimchiboxs@yna.co.kr
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