性別適合手術後に除隊させられた元兵士の死 韓国国防部が哀悼の意
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2021.03.04 13:39
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部のムン・ホンシク副報道官は4日の定例会見で、男性から女性への性別適合(性転換)手術を受けて軍隊に復帰した後、強制的に除隊させられた元兵士のピョン・ヒスさんの死に「哀悼の意を表する」と述べた。ピョンさんは前日午後、中部・忠清北道清州市内の自宅で亡くなっているのが見つかった。
性別適合手術を受けた人の軍服務に関し国防部が制度改善を検討しているかとの問いに、ムン氏は「現在、具体的に議論してはいない」と答えた。
ピョンさんは陸軍下士(副士官の一つ)だった2019年11月に性別適合手術を受けた。その後も軍服務を続けることを希望したが、軍は20年1月、「障害3級」と判定して強制的に除隊させることを決定した。
ピョンさんは翌月、審査のやり直しを求める訴えを陸軍本部に起こしたものの、「処分は適法だった」と退けられた。20年8月、陸軍参謀総長を相手取り除隊の取り消しを求める訴訟を大田地裁に起こし、来月15日に第1回の口頭弁論が予定されていた。
mgk1202@yna.co.kr