きょうから韓米合同軍事演習 コロナで規模縮小
記事一覧
2021.03.08 08:56
【ソウル聯合ニュース】韓国と米国の両軍当局が8日から18日まで合同軍事演習を実施する。野外機動訓練は実施せず、規模を縮小してコンピューターシミュレーションによる合同指揮所演習を行う。韓国軍合同参謀本部の関係者は「新型コロナウイルスの状況を踏まえ、例年に比べ訓練の参加規模を最小化した」と説明した。
韓米両軍は指揮所を分散運営し、最低限の人員を除き、できるだけ両国の将兵がひとところに集まらないようにする。参加者各自の感染防止策も講じた。
今回の演習では、韓国軍主導で創設される「未来連合軍司令部」の完全運用能力(FOC)の検証は実施されない。この検証は米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国軍への移管に必要な段階。ただ今回、韓国軍大将は未来連合軍司令部主導の朝鮮半島の戦区作戦を一部指揮する予定で、これにより、有事に同司令部が戦区作戦を指揮する能力があるかを暫定的に評価することになる。
韓米は下半期の合同演習時にFOC検証を実施する方向で話し合う見通しだ。
バイデン米政権発足後で初の韓米合同演習に北朝鮮がどう対応するか、注目される。
mgk1202@yna.co.kr