防疫対策レベル緩和せず 2週間延長へ=韓国首相
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2021.03.12 10:16
【ソウル聯合ニュース】韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相は12日、新型コロナウイルス感染症対応を話し合う中央災難(災害)安全対策本部の会議で、政府の防疫対策「社会的距離の確保」について「14日までとなっている現行のレベルを、さらに2週間延長する」と表明した。また、5人以上の私的な集まりも引き続き禁止する。新規感染者数が下げ止まりとなっているため。
首都圏の社会的距離確保のレベルは上から3番目の第2段階、首都圏以外は同4番目の第1.5段階で維持される。
丁氏は「1日当たりの新規感染者数が8週連続で300~400人台と、もどかしくも停滞している。こうした状況で後退(防疫レベルの引き下げを実施)すれば、苦しみながら積み上げてきた防疫のダムが一気に崩れかねない」と述べた。国民のコロナ疲れを気遣いながらも、「ここでコロナの勢いをそぐことができなければ再流行に向かう状況であることを勘案してほしい」と理解を求めた。
政府は今後2週間を特別対策期間に定め、不特定多数が利用する施設や外国人労働者が多い事業場などを中心に感染対策の実態を点検する予定だ。
mgk1202@yna.co.kr