米大学教授の慰安婦主張は歴史歪曲 韓国団体が海外メディアに周知へ
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2021.03.12 10:29
【ソウル聯合ニュース】インターネット上などで民間外交を行う韓国の市民団体VANKは12日、韓国に特派員を置く海外メディア200社に対し、米ハーバード大ロースクールのジョン・マーク・ラムザイヤー教授による慰安婦問題を巡る歴史の歪曲(わいきょく)を周知すると明らかにした。
米CNN、英紙のガーディアンやインディペンデント、AP通信などはこのほど、旧日本軍の慰安婦を自発的な「売春婦」と見なしたラムザイヤー氏の論文の主張に問題があることを取り上げた。メディアが関心を示している今が同氏の歴史歪曲を世界に広く知らせる機会だと、VANKはみている。
すでに交流サイト(SNS)を使い、これらメディアにラムザイヤー氏の主張の問題点、主張撤回を求めるオンライン署名サイトの請願内容などを送った。この請願には世界で3万人超が賛同している。
また、米紙のニューヨーク・タイムズやワシントン・ポスト、USAトゥデー、ウォール・ストリート・ジャーナルなど、欧米の大手メディア20社にも同様の内容を伝えた。
この問題を巡り、VANKは15日、ソウル市城北区にある韓国人と中国人の慰安婦被害者を象徴する「韓中平和の少女像」前で、英語のプラカードを掲げてデモを行う予定だ。デモの場所に城北区を選んだのは外国の在韓大使館が集まっているためで、海外のメディアだけでなく外交官にもラムザイヤー氏の歴史歪曲を知ってもらう狙いがある。
tnak51@yna.co.kr
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