韓国の新規コロナ感染者 4日連続400人台=防疫対策2週間延長へ
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は12日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から488人増え、累計9万4686人になったと発表した。市中感染が467人、海外からの入国者の感染が21人だった。1日当たりの新規感染者数は4日連続で400人台となった。
新規感染者数は3週間にわたり300~400人台で推移しているが、小規模な集まりや事業場、銭湯などで感染が相次ぎ、感染者の規模は拡大しつつある。
政府は14日に終了予定だった防疫対策「社会的距離の確保」(首都圏は上から3番目の第2段階、首都圏以外は同4番目の第1.5段階)と5人以上の私的な集まりを禁じる措置を2週間延長することを決めた。
新たに確認された市中感染者を地域別にみると、ソウル市が138人、京畿道が157人、仁川市が29人で、首都圏が324人と全体の7割近くを占めた。
首都圏以外の地域では慶尚南道が56人、忠清北道が27人、釜山市が14人、江原道が12人、慶尚北道が9人、大邱市、蔚山市、全羅北道、全羅南道がそれぞれ4人、忠清南道が3人、光州市、世宗市、済州道がそれぞれ2人だった。
慶尚南道晋州市では、感染者が訪れた銭湯を中心にこれまでに40人以上の感染が確認された。江原道平昌郡では家族の集まりや宿泊施設などに関連する感染者が増えている。このほか療養施設、児童施設、製造業者、家族・知人関連で新たな感染者が発生している。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは21人で、このうち6人は空港や港湾での検疫で判明した。残りの15人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から10人増えて計1662人となった。韓国国内の平均致死率は1.76%。重篤・重症患者は前日から変わらず、127人となっている。
11日の検査件数は3万5679件で、前日より2422件少なかった。
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