国内線旅客数がコロナ前水準に回復 国際線は97%減=韓国
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2021.03.14 11:11
【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルス感染拡大の影響で韓国の航空各社の国際線旅客数は大幅な減少が続くものの、国内線旅客数は2月にコロナ禍以前の水準に回復した。
韓国国土交通部が14日発表した統計によると、国内航空会社の2月の国内線旅客数は231万4000人で、2019年2月(249万人)と同水準まで回復した。韓国で新型コロナの感染拡大が始まった20年2月(153万5000人)より35%増えた。
今年2月の国内線旅客数は格安航空会社(LCC)のジンエアーが47万4000人で最多だった。次いでチェジュ航空(45万7000人)、ティーウェイ航空(36万8000人)、エアプサン(33万人)の順で、LCCが続いた。国内大手の大韓航空(30万5000人)とアシアナ航空(25万2000人)はLCC各社を下回った。コロナ禍以前は両社の国内線旅客数がLCCより多かったが、逆転した。
一方、国際線旅客数は回復の兆しがみえない状況で、LCCを中心に経営難は当面続く見通しだ。2月の国内航空会社の国際線旅客数は10万1000人で、20年2月(272万7000人)に比べて97%減少し、19年2月(512万3000人)の2%にも届かなかった。
国内線旅客数の増加について業界関係者は、国際線の遊休旅客機を国内線に投入したことによる一時的な効果だと説明する。航空会社の売り上げの大半を国際線が占めるため、国際線旅客が回復しない限り業績の回復は難しいという。
ikasumi@yna.co.kr
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