北朝鮮の金与正氏 韓米合同演習を非難=「3年前の春は戻らない」
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2021.03.16 08:05
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は16日、朝鮮中央放送を通じ、韓米合同軍事演習について、「南朝鮮(韓国)当局が8日からわが共和国を狙った侵略的な戦争演習を強行したという話を聞いた」として、「南当局は再び『暖かい3月』ではなく『戦争の3月』『危機の3月』を選んだ」と非難する談話を出した。
また、「3年前の春は再び戻らない」と述べた。3年前の2018年は2月に韓国で開催された平昌冬季五輪を機に南北融和が進み、4月と5月には南北首脳会談が開かれた。
金氏は今回の韓米軍事演習の規模が縮小されたことに関しては、「われわれはこれまで同族を狙った演習自体に反対し、演習の規模や形式について論じたことは一度もない」とし、「50人が参加しようと100人が参加しようと、そしてその形式が変わっても同族を狙った侵略戦争演習という本質と性格は変わらない」と指摘した。
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