韓国首相「ワクチン休暇の制度化を」 関係官庁に検討指示
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2021.03.16 09:24
【ソウル聯合ニュース】韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相は16日、新型コロナウイルス感染症対応を話し合う中央災難(災害)安全対策本部の会議で「国民が安心してワクチン接種に参加できるよう、ワクチン休暇を制度化する必要がある」と述べ、保健福祉部など関係官庁に対し早急に検討し、結果を報告するよう指示した。
丁氏は「ワクチン接種後の正常な免疫反応により熱や痛みを感じる事例が相当数報告されている」と言及。政府の計画通り接種のペースを上げていくには「国民が安心して接種に参加してくれることが最も重要だ」と強調した。
一方、感染状況について、このままでは流行「第4波」になりかねないと懸念し、「政府は使い得る資源を総動員して現場の防疫の実践に集中する」と述べた。この日の会議で首都圏の基礎自治体首長との議論を通じて首都圏の特別防疫強化対策を確定し、17日には首都圏以外の地域の防疫対策を議論するという。
丁氏は「来週末までに1日当たりの新規感染者数を200人台に減らすという政府の目標は確固としている」としながら、関係者に強い覚悟を呼び掛けた。
mgk1202@yna.co.kr