輸出に占める航空輸送の割合 昨年はコロナで過去最高に=韓国
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2021.03.16 13:37
【ソウル聯合ニュース】韓国の昨年の輸出に占める航空輸送の割合が過去最高を記録した。新型コロナウイルス流行の影響による海上輸送の運賃上昇やコンテナ不足などで航空輸送の需要が増加した。
韓国貿易協会の国際貿易通商研究院が16日に発表した報告書によると、昨年の韓国の総輸出額5125億ドル(約56兆円)に占める航空輸送の割合は35.7%(1830億ドル)で前年に比べ5.4ポイント上昇した。海上輸送の割合は63.5%(3258億ドル)で5.6ポイント下落した。
航空輸送が増加した理由は、半導体、ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)、有機ELなどのIT製品や医薬品のように軽くて付加価値が高い製品の輸出が増えたため。
医薬品とコンピューターは航空輸送による輸出が前年に比べそれぞれ79.7%、77.3%増加した。フラットパネルディスプレー(21.6%増)、半導体(15.8%増)も大きく増加した。
一方、海上輸送による輸出は運賃の急騰、コンテナ不足、港湾停滞などの影響で急減した。中でも石油製品が40.6%、鉄鋼が14.7%、自動車が13.3%それぞれ減少した。これらの輸出は海上輸送の割合が98%を超える。
フラットパネルディスプレーの場合、2019年は海上輸送による輸出額が航空輸送より64億ドル多かったが、昨年はその差が11億ドルに縮小した。
hjc@yna.co.kr