金与正氏の韓米演習非難に「南北・米朝対話の再開を」 韓国外交部
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2021.03.16 17:06
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の崔泳杉(チェ・ヨンサム)報道官は16日の定例会見で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が韓米合同軍事演習の実施に反発して韓国を非難し、米国に警告を送る談話を出したことについて、「南北対話と朝米(米朝)対話が早期に再開され、完全な非核化と強固な平和体制構築努力に進展がなければならないという韓国政府の立場に変わりはない」と述べた。
また、米国のブリンケン国務長官とオースティン国防長官が17日に韓国を訪問することに言及し、「さまざまな機会を通じ、朝鮮半島平和プロセスの進展策について踏み込んだ議論を続けていく」と述べた。
外交部は今回の談話がバイデン政権に送る北朝鮮の初めての公式メッセージであることに注目し、米側と議論を行うとみられる。
談話は韓米合同軍事演習を「同族を狙った侵略戦争演習」として、「3年前の春に戻ることは難しい」と警告した。3年前の2018年は2月に韓国で開催された平昌冬季五輪を機に南北融和が進み、4月と5月には南北首脳会談が開かれた。
バイデン政権に対しては「今後4年間、安心して眠ることが望みなら、初めから眠れない材料をつくらないほうが良い」と警告した。
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