アストラゼネカ製ワクチン「中止の明確な根拠ない」 計画通り接種=韓国当局
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2021.03.17 09:52
【ソウル聯合ニュース】疾病管理庁を中心に韓国政府の各官庁で構成する「新型コロナウイルス予防接種対応推進団」は17日、欧州で接種の中断が相次いでいる英アストラゼネカ製のワクチンの接種を中止する根拠はないとして、計画通り実施するとの立場を示した。
これに先立ち、オーストリアやイタリアなどでアストラゼネカのワクチンの接種を受けた後に血栓ができて死亡した例が報告され、約20カ国がワクチンの接種を一時中止した。
一方、推進団は韓国ではアストラゼネカのワクチンと血栓との関連性が認められた事例は確認されていないと明らかにした。
韓国でこれまでに同社のワクチンの接種を受けた人は約57万人。
推進団はまた、血栓は新型コロナウイルスワクチンの副反応に含まれる疾患ではないとしながら、韓国で使われているアストラゼネカのワクチンは欧州などの国とは異なり、国内で生産されていることなどを接種続行の理由に挙げた。
ynhrm@yna.co.kr
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