北朝鮮高官 米国との対話拒否=敵視政策撤回を要求
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2021.03.18 09:10
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官は17日付の談話で、米国から接触があったことを明らかにし、北朝鮮に対する敵視政策を撤回しなければ対話に応じない立場を表明した。朝鮮中央通信が18日に報じた。17日には米国のブリンケン国務長官とオースティン国防長官が韓国を訪問している。
崔氏は談話で、「すでに米国の対朝鮮敵視政策が撤回されない限り、いかなる朝米(米朝)接触や対話も行えないという立場を表明しており、今後もこうした米国の接触の試みを無視する」と述べた。
また、米国が2月中旬から米ニューヨークなどさまざまな経路から接触を試みたとして、「(韓国との)合同軍事演習の前日の夜も第三国を通じ、接触に応じることを懇請するメッセージを送ってきた」と明らかにした。
バイデン政権に対しては、「対話自体が行われるためにはお互いが同等に向き合って話し合える雰囲気が醸成されなければならない」とし、「われわれと向き合うことを望むなら、悪い癖から直し、態度を変えなければならない」と指摘。「朝米接触を時間稼ぎのために使う浅はかな方法はやめたほうが良い」として、「(米朝首脳会談が開かれた)シンガポールとハノイでのような機会は二度と与えない」と強調した。
その上で、「米国が敵視政策を引き続き追求する中、われわれが何をするかよく考えたほうが良い」と警告した。
kimchiboxs@yna.co.kr