コロナワクチン副反応新たに402件 アナフィラキシー疑い報告なし=韓国
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2021.03.18 11:41
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部によると、新型コロナウイルスのワクチン接種による副反応とみられる症状が18日午前0時までの24時間に新たに402件報告された。接種後の死者の新たな報告はなかった。
これまでの死者は計16人となっている。疾病管理庁を中心に政府の各官庁で構成する「新型コロナウイルス予防接種対応推進団」は、死亡した16人のうち14人についてワクチン接種との因果関係はみられなかったとする暫定的な分析結果を発表済みだ。
副反応のうち、強いアレルギー反応のアナフィラキシーとみられる事例の新たな報告はなかった。けいれんや入院など、重症とみられる事例は2件増えた。
残りの400件のうち、血栓が発生した1件を除いては頭痛、発熱、吐き気、嘔吐(おうと)など比較的軽い症状だった。
韓国でワクチン接種が始まった先月26日以降、副反応の報告は累計9405件となった。前日までに接種を受けた計64万1331人の1.47%に当たる。
副反応の報告は英アストラゼネカのワクチンが9245件で全体の98.3%を占めた。米ファイザーのワクチンは160件。アストラゼネカ製ワクチンの接種者(59万8353人)がファイザー製ワクチンの接種者(4万2978人)よりはるかに多いためとみられる。
接種人数に対する副反応の割合は、アストラゼネカ製ワクチンが1.55%、ファイザー製ワクチンが0.37%だった。
これまでに報告された副反応のうち98.9%に当たる9298件は、予防接種後にみられる筋肉痛や頭痛、発熱、吐き気など軽度の症状だった。それ以外に、アナフィラキシーとみられる事例が81件、重症の事例が10件となっている。
ynhrm@yna.co.kr
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