韓国の新規コロナ感染者 3日連続400人台半ば=移動増で拡大懸念
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は19日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から463人増え、累計9万7757人になったと発表した。市中感染が441人、海外からの入国者の感染が22人だった。1日当たりの新規感染者数は3日連続で400人台半ばとなった。
1日当たりの新規感染者数はこのところ300~400人台で推移している。大小のクラスター(感染者集団)発生により、首都圏では連日300人程度の感染が確認されている。春を迎えて全国的に行楽や小規模な集まりが増え、移動量も増加しており、感染の再拡大が懸念されている。
新たに確認された市中感染者441人を地域別にみると、ソウル市が144人、京畿道が153人、仁川市が23人と、首都圏が320人で72.6%を占めた。
首都圏以外の地域では慶尚南道が42人、江原道が30人、全羅北道が15人、大田市が7人、釜山市と忠清北道がそれぞれ6人、大邱市と慶尚北道がそれぞれ4人、忠清南道が3人、光州市と蔚山市がそれぞれ2人となっている。
家族や知人との集まり、職場、温浴施設など、日常生活の場での感染が続いている。慶尚南道晋州市の温浴施設に関係した感染者は利用者や従業員、その家族など累計199人に膨らんでいる。また、同道巨済市の遊興施設(クラブなど)に絡む感染者は計58人に増えた。
江原道束草市では体操教室や保育施設を中心に感染者が続出し、ここ2日の間に30人余りの感染が判明した。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは22人だった。このうち7人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの15人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から2人増えて計1690人となった。韓国国内の平均致死率は1.73%。重篤・重症患者は前日から1人増え、101人となっている。
18日の検査件数は4万6854件で、前の日より277件多かった。
tnak51@yna.co.kr