ソウル市などの外国人労働者へのコロナ検査義務付け 英国が抗議
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2021.03.19 12:06
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル市や同市近郊の京畿道が外国人労働者に新型コロナウイルスの感染有無を調べる検査を義務付けたことに対し、英国が韓国政府に抗議した。
ソウル市は今月17日、感染拡大を防ぐため、外国人労働者に検査を義務付ける行政命令を出した。京畿道も8日に同様の行政命令を出している。
英国のサイモン・スミス駐韓大使は18日、ツイッターに投稿した動画で、「われわれは韓国政府とソウル市、京畿道に対し、こうした措置は不公平で、効果的でもないとの見解を明確に伝えた」と明らかにした。また、この件を韓国の国家人権委員会にも訴えたと説明した。
スミス氏はただ、検査を拒否すれば高額な罰金を科せられる可能性があるとして、ソウルなどにいる英国人に検査命令に従うよう勧告した。
ロイター通信はこの日、スミス氏の投稿を紹介し、駐韓カナダ大使もこうした懸念を他国の駐韓大使らと共有したと伝えた。
tnak51@yna.co.kr
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