マレーシア 北朝鮮大使館職員に退去命令=断交宣言に「遺憾」
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2021.03.19 21:18
【ジャカルタ聯合ニュース】マレーシア政府は19日に発表した声明で、北朝鮮が同国との外交関係の断絶を宣言したことに「深い遺憾」を表明し、在クアラルンプール北朝鮮大使館の職員に対し、48時間以内の退去を命じた。また、2017年に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアの空港で殺害された事件以降、閉鎖されていた平壌のマレーシア大使館を撤収することを正式に発表した。
北朝鮮外務省はこの日、マネーロンダリング(資金洗浄)に関わったとして無実の北朝鮮国民を米国に引き渡したと主張し、マレーシアとの外交関係を断絶すると宣言する声明を発表した。
マレーシア当局は2019年、資金洗浄や国連の対北朝鮮制裁違反などの容疑でこの人物を拘束し、米連邦捜査局(FBI)の要請を受けて米国に引き渡した。
マレーシア政府は声明で、引き渡しの決定は適法に行われたと説明した。
ikasumi@yna.co.kr