韓国の新規コロナ感染者 6日連続400人台=検査数減少も高止まり
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は22日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から415人増え、累計9万9075人になったと発表した。市中感染が396人、海外からの入国者の感染が19人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(456人)に比べ41人減ったが、6日連続で400人台となった。
土日は平日に比べて大幅に検査件数が少なくなるにもかかわらず、新規感染者数は大きく減らなかった。直近の3週間、月曜日発表の新規感染者数はいずれも300人台に下がっていた。小規模な集まり、不特定多数が利用する施設、外国人を雇用する事業所などでのクラスター(感染者集団)発生が相次いでいる影響が大きい。行楽や花見のシーズンを迎えて人の移動量が大幅に増えると見込まれ、感染拡大が懸念されている。
新たに確認された市中感染者396人を地域別にみると、ソウル市が108人、京畿道が143人、仁川市が10人と、首都圏が261人で65.9%を占めた。
首都圏以外の地域では慶尚南道が37人、釜山市が24人、江原道が21人、大邱市が14人、忠清南道が11人、慶尚北道が10人、全羅北道が7人、忠清北道が5人、光州市と全羅南道がそれぞれ2人、蔚山市と済州道がそれぞれ1人だった。
小規模な集まりや職場、スポーツ施設、葬儀場など、各地の日常生活の場でクラスター発生が続いている。仁川市のスポーツ施設に関係して計17人が陽性と判明し、京畿道安養市の家族に絡み計14人の感染が確認された。また、忠清北道堤川市の葬儀場に関係した感染者は計11人を数える。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは19人だった。このうち7人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの12人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から1人増えて計1697人となった。韓国国内の平均致死率は1.71%。重篤・重症患者は前日から1人減り、103人となっている。
日曜日だった21日の検査件数は2万3250件で、前の日より514件少なかった。直前の平日だった19日に比べると2万759件少ない。
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