コロナでデザイン登録の出願傾向に変化 生活・衛生用品伸びる=韓国
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2021.03.22 14:10
【大田聯合ニュース】新型コロナウイルスの感染拡大による非対面・非接触の広がりが、デザイン登録の出願傾向も変えている。
韓国特許庁が22日公表した資料によると、昨年は生活用品、趣味・娯楽・スポーツ用品のデザインの出願件数は増えた一方、美容・雑貨など身の回り用品、布地など基礎製品の出願は減少した。
2017~19年の生活用品のデザイン出願件数は年平均6840件だったが、昨年は9199件と、3年間の平均に比べ34.5%増加した。趣味・娯楽・スポーツ用品も同期間に2907件から3042件に4.6%増えた。
これに対し、身の回り用品は9306件から8926件へ4.1%減少し、基礎製品は5772件から4863件へ15.7%急減した。
品目別では、コロナ時代の日常に欠かせなくなったマスクのデザイン出願件数が同期間に377件から2444件へ約6.5倍に激増した。また、消毒用ブースなど防疫用品は39件から217件へ約5.5倍に増えた。家庭用殺菌消毒器など屋内衛生用品も1355件から3857件へ約2.8倍に増加した。
一方、新型コロナの流行による外出自粛で、ジュエリーなどアクセサリーのデザイン出願件数は同期間に3277件から2578件へ21.3%減少した。化粧用品は20.6%減、靴とバッグも7.7%と6.1%、それぞれ減少した。
特許庁は、新型コロナの世界的流行がいつ収まるか見通せないため、こうした傾向はしばらく続くと見込んでいる。
tnak51@yna.co.kr
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