新型コロナ防疫 「差別のない措置を」=韓国首相
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2021.03.22 19:27
【ソウル聯合ニュース】韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相は22日、外国人が多く暮らすソウル市九老区の九老駅に設置された新型コロナウイルスの臨時検査所を訪問し、「当局と地方自治体は外国人だけでなく国民が差別を感じないように繊細に防疫に臨んでもらいたい」と要請した。
新型コロナの検査を巡っては、ソウル市が17日に外国人労働者に検査を義務付ける行政命令を出したものの、「外国人だけに検査を義務付け、違反時に過料を科すのは差別と人権侵害につながる」などの批判が相次ぎ、19日に行政命令が撤回された。
丁氏は「防疫当局と関連官庁、地方自治体は一つになり、外国人を雇用している事業所など感染リスクの高い施設を集中的に点検して、事前の検査をさらに拡大し、第4波の流行がない状況でワクチン接種を支障なく進めなければならない」と強調した。
また「5万人を超える外国人が暮らす九老区では臨時検査所の運営時間をのばし、積極的な広報で検査数を高めたと聞いた」とし、「希望者は誰でも気軽に検査を受けられるように対策を講じてほしい」と指示した。
yugiri@yna.co.kr
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