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韓国統一相「米朝が探り合い開始」 対話の再開促す

記事一覧 2021.03.23 11:44

【ソウル聯合ニュース】韓国の李仁栄(イ・イニョン)統一部長官は23日、聯合ニュースのインタビューに応じた。米朝情勢について、「北と米国が互いに探り合いを始めた」としながら、「朝米(米朝)が対話のハードルを上げ、実質的な対話に進むまでに時間を浪費することがなければいい」と述べた。また、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が先の談話で韓米合同軍事演習に反発し、韓国との対話や交流・協力を担う機関の廃止に言及したことに対しては、残念だとの考えを示した。

インタビューに応じる李仁栄氏=23日、ソウル(聯合ニュース)

 北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官は17日付の談話で、米国から接触があったことを明かし、米国が北朝鮮に対する敵視政策を撤回しなければ対話に応じない立場を表明した。一方、米国のブリンケン国務長官は先週の韓国滞在中に北朝鮮の人権問題を真っ向から批判した。

 李氏は、米朝高官のこうした言及を「探り合い」と評し、バイデン米政権発足直後の米朝接触の試みが対話につながらなかったのは残念だとしながらも、何事もすぐに満足いく結果は得られないと指摘した。

 また、対話再開の条件が7~8割しか満たされなくても、米朝はまず対話に臨むべきだとの考えを示し、「互いに柔軟かつ虚心坦懐(たんかい)に話をするべきだ。敵対関係の解消は対話に始まり交渉で終わるものだ」と強調した。

 特に「人道主義的な協力に対し、米国も韓国政府の役割を支持し、北もオープンな姿勢で臨むなら、米朝間の良好な対話ムード醸成に役立つだろう」と述べた。

 ブリンケン氏が韓国滞在中に指摘した北朝鮮の人権問題が今後の非核化交渉や南北関係改善に与える影響に対しては、まだ判断する段階ではないとの認識を示した。

 李氏は、米国の北朝鮮人権問題への言及は原則的な立場を表明したものなのか、この問題のために何もかもが「ストップ」するのか、前もって判断するのは危険だとし、米国が北朝鮮の人権問題を取り上げるのとは別に、人道主義的な協力と関係改善を進める可能性があると見込んだ。

 バイデン政権は対北朝鮮政策の見直しを進めている。李氏は、北朝鮮による軍事的緊張の誘発といった変数を減らすためにも、バイデン政権は速やかに対北朝鮮関与政策を取るべきだと強調した。

 18日に終了した韓米合同軍事演習に関しては「演習をきっかけに大きな軍事的緊張が生じなかったことは幸い。韓国政府の柔軟な対処が寄与したと自評したい」と述べた。「こうしたことを北朝鮮がもっと前向きに評価してくれれば」と語り、金与正氏の談話に対する残念な気持ちを表した。今回の軍事演習は新型コロナウイルスの流行状況を踏まえ、規模を縮小して実施された。昨年に引き続きコンピューターシミュレーション方式で進められ、野外機動訓練は行われなかった。

 統一部長官の在任中に解決したい課題としては、朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の再会を挙げた。新型コロナの感染状況が落ち着けば、南北軍事境界線がある板門店での小規模な面会、映像を通じた再会、ビデオレターのやり取りなどを普段から行える道を開きたいと意欲を示した。韓国と北朝鮮の離散家族の再会行事は2018年8月を最後に開かれていない。

tnak51@yna.co.kr

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