ソウル市長選 呉世勲元市長が野党統一候補に=世論調査で勝利
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2021.03.23 11:33
【ソウル聯合ニュース】韓国で4月7日に投開票されるソウル市長選を巡り、保守系最大野党「国民の力」の公認候補、呉世勲(オ・セフン)元ソウル市長が中道系野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)同党代表を破って野党陣営の統一候補に選ばれた。両候補側は23日、前日にソウル市民3200人を対象に市長としての適性と競争力を問う世論調査を実施した結果、呉氏が勝利したと共同発表した。
両氏は公職選挙法に従い正確な得票率を公開しなかったが、接戦になるとの予想に反して呉氏が安氏を大幅にリードしたという。
2011年、学校給食無料化を巡る住民投票の不成立を受けてソウル市長を辞任した呉氏は、この日開いた記者会見で「(辞任後の)10年間を重い心情で生きてきた」とし、「私の胸の片隅にある重い塊を取り除き、再び走り出すソウル市として報いることができるよう最後まで応援してほしい」と訴えた。
また、安氏に対して協力を呼び掛けるとともに、政権交代に向けて意気込みを示した。
安氏が敗北を認めれば、呉氏は統一候補として25日から選挙運動を開始し、革新系与党「共に民主党」候補の朴映宣(パク・ヨンソン)前中小ベンチャー企業部長官との一騎打ちに臨む。
安氏はこれに先立ち、CBSラジオに出演し「0.1ポイント差(で負けた)としても無条件で承服する」と明らかにした。
ynhrm@yna.co.kr