韓国NSC「米国が対北政策検討中にミサイル発射」 深い懸念表明
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2021.03.25 12:15
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は25日、徐薫(ソ・フン)国家安保室長の主宰で国家安全保障会議(NSC)常任委員会の緊急会議を開催し、北朝鮮の飛翔体発射に対して懸念を表明した。
北朝鮮はこの日午前、東部・咸鏡南道付近から朝鮮半島東側の東海上に向けて弾道ミサイルと推定される飛翔体を2発発射し、政府は午前9時にNSC常任委員会を招集した。
青瓦台(大統領府)の報道資料によると、NSC常任委では韓国軍制服組トップの元仁哲(ウォン・インチョル)合同参謀本部議長の報告に続き、北朝鮮の飛翔体発射を含む朝鮮半島の安保状況に対する点検が行われた。
また、米国が対北政策を検討している中で北朝鮮がミサイルを発射したことに対して深い懸念を表明し、米国をはじめとする関連国と発射の背景や意図などを精密に分析することを決めた。
NSC常任委は今回の飛翔体を「ミサイル」と表現する一方、「弾道ミサイル」かどうかについては最終判断を示さなかった。弾道ミサイルであれば国連安保理決議に違反することになる。
青瓦台は「NSC常任委員らは今回発射されたミサイルの詳細について、韓米国防・情報当局間の緊密な協力によって分析していくことを決めた」と説明した。
ただ、韓米両国は飛翔体が短距離弾道ミサイルである可能性が高いとみている。
ynhrm@yna.co.kr