北ミサイル発射 バイデン氏初会見との関連分析へ=韓国情報機関
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2021.03.25 19:10
【ソウル聯合ニュース】韓国情報機関・国家情報院(国情院)は25日、国会情報委員会の関係者に対し、北朝鮮が同日、短距離ミサイルを発射したことに関連し、バイデン米大統領が現地時間の25日に就任後初の記者会見を行うことが背景にあることを念頭に分析を行うと報告した。
同委員会所属議員は聯合ニュースの取材に対し、「情報当局はバイデン氏の会見が主な理由である可能性があるとみているようだ」とし、国連人権理事会が北朝鮮の人権状況を非難する決議を採択したことや、マレーシアが北朝鮮男性を米国に引き渡したことに対する抗議が背景にある可能性についても念頭に置いているようだと伝えた。
別の所属議員は「バイデン政権に、自らの存在感を示したという推測が可能だ」と話した。
国情院の関係者は「北のミサイル発射と関連した主な状況を国会と共有した」とし、「正確な理由は分析中」と伝えた。
北朝鮮は25日、東部の咸鏡南道付近から朝鮮半島東側の東海上に向け、短距離の弾道ミサイル2発を発射した。
バイデン政権発足後、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したのはこれが初めて。弾道ミサイルの発射は射程に関係なく、国連安全保障理事会決議の違反になる。
一方、バイデン氏は就任後初の記者会見で、北朝鮮による弾道ミサイル発射に対する立場や、対北朝鮮政策の方針を明らかにする見通しだ。
yugiri@yna.co.kr