韓国外相「朝鮮半島平和構築に課題多い」 国際社会に支持求める
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2021.03.29 23:03
【ソウル聯合ニュース】韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官は29日、朝鮮半島平和プロセスに進展があったものの課題は多いとし、国際社会に支持を求めた。
鄭氏は国連平和維持活動(PKO)のための行動(A4P)が提唱されてから3年を迎え、オンラインで開かれた記念行事で演説し、「国連の助けにより戦争の惨禍から平和を取り戻したわが国は国連PKOの重要性を証明する事例」と話した。
また「これまでの努力で朝鮮半島の緊張緩和に相当な進展があったが、恒久的な平和構築のためにはまだ多くの課題が残っている」と述べた。
その上で「わが政府は朝鮮半島平和プロセスが定着するよう最善の努力をつくしていく。そのためには国連と国際社会の変わりない確かな支持が必須」と強調した。
鄭氏はまた、国連PKO強化のため韓国政府が寄与していく意思を表明し、PKOが進むべき方向として包容性の強化、持続可能な平和への寄与、新たな挑戦への対応などを提示した。さらに今年12月にソウルで開催される国連PKOに関する閣僚級会合で、PKO改善のための国際社会の意思を結集するとし、各国に参加を求めた。
「A4P」は国連のグテレス事務総長が国連PKOの改革に向け2018年に発表した構想。
yugiri@yna.co.kr
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