中朝国境封鎖 緩和の動向増加=韓国統一部
記事一覧
2021.04.01 14:33
【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部当局者は1日、北朝鮮と中国の国境地帯の状況について、「国境封鎖が緩和される可能性を示す動向は継続して見られたが、(最近は)増えている」と明らかにした。
「輸入物資消毒法」の採択など、北朝鮮メディアを通じて明らかになった北朝鮮動向と中朝国境地帯で活動する民間団体の情報などを総合的に踏まえた判断という。同法は国境で輸入物資を消毒するよう定めており、北朝鮮が新型コロナウイルスの流入を防ぐため封鎖した国境を一部開放し、輸入など貿易の再開を準備しているとみられる。
ただ、「こうした動向がすぐに国境封鎖の緩和につながるか、時期はいつなのかを予断することは難しい」と述べた。
韓国の民間団体が北朝鮮に物資を送る搬出承認を再開する問題については、「人道協力が再開できる方向で結論を出したい」との姿勢を示した。
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が相次いで韓国を非難する談話を出しているほか、北朝鮮が南北交流再開に応じていないことに関しては、「全般的な南北関係も考慮しなければならないが、人道協力は(協力が)必要な時、実現可能な時に進められることが望ましい」と述べた。
kimchiboxs@yna.co.kr
キーワード