韓国最初の石炭火力発電所跡地で植樹 文大統領
記事一覧
2021.04.05 15:06
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は5日、「植木日(植樹の日)」を迎え、ソウル複合火力発電所で開かれた記念式典に出席し植樹した。
同所は韓国最初の石炭火力発電所である「唐人里発電所」の1~5号機があった場所だ。2015年までに段階的に閉鎖され、敷地の地下に大容量の発電所のソウル複合火力発電所が建設された。5号機の建物は撤去せず、地域暖房熱専用ボイラーとして改造して運営している。
青瓦台(大統領府)は文大統領が同所を訪問したことについて、「炭素中立(カーボンニュートラル)とクリーンエネルギーの重要性を強調するため」と説明した。式典には環境部や産業通商資源部の長官らも出席し、炭素中立を目指す政府を挙げた取り組みをアピールした。
文大統領は式典で崔炳アム(チェ・ビョンアム)山林庁長から2050年までに30億本の植樹を目指す都市の森の造成計画についても報告を受けた。崔氏は「30億本の中には国内に植える27億本、南北協力を通じて北に植える約3億本が含まれている」と明らかにした。
文大統領は植樹では「辛抱」との花言葉を持つチョウセンヒメツゲを植えた。青瓦台は「新型コロナウイルス克服の意志を込めた」と説明した。
昨年は大規模な山火事で大きな被害を受けた北東部の江原道・江陵を訪れて植樹した。
kimchiboxs@yna.co.kr