防疫対策レベルと5人以上の集まり禁止 さらに3週間維持=韓国首相
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2021.04.09 10:08
【ソウル聯合ニュース】韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相は9日、新型コロナウイルス感染症対応を話し合う中央災難(災害)安全対策本部の会議で、政府の防疫対策「社会的距離の確保」の現行レベルと5人以上の私的な集まり禁止措置を来週からさらに3週間維持すると発表した。
首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)の社会的距離確保のレベルは上から3番目の第2段階、首都圏以外は同4番目の第1.5段階で据え置く。
ただ、感染拡大の勢いが強まっている首都圏と釜山市では来週から遊興施設(クラブなど)の営業を禁止する。また、感染状況によっては首都圏のレストランやカフェ、カラオケボックス、スポーツジムなどの営業時間制限を現在の午後10時までから午後9時までに強化する。
丁氏は現在の感染状況について「流行の『第4波』が次第に近づき、勢いが強まりつつある」と説明。流行が長引いている首都圏では隠れた感染源を見つけ出すことが急務だとし、感染が疑われる症状のある人に検査を義務付ける方針を示した。
また、首都圏以外の地域では第1.5段階の防疫措置を維持する一方、感染状況に応じて自治体の判断でレベルの引き上げやさまざまな防疫強化措置を積極的に実施すると説明した。
tnak51@yna.co.kr
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