きょうから屋内でマスク常時着用 違反時は過料=韓国
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2021.04.12 09:06
【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスの感染者が増加傾向にある韓国で12日午前0時、「マスク着用義務化措置」が取られた。政府の中央防疫対策本部によると、防疫対策「社会的距離の確保」のレベルに関わらず、屋内で常にマスクの着用が義務付けられる。違反すれば10万ウォン(約9800円)の過料が科される。
屋内とは、バスやタクシー、鉄道車両、船、航空機、その他車両などの輸送手段、建物、区画化されて外部と仕切られた構造物などの内側を指す。
また、屋外でも2メートル以上の距離を確保できなかったり、集会や公演、行事など大勢の人が集まったりする場合もマスクを常時着用しなければならない。
疫学調査の過程でマスクを着用しなかった場合、特定の場所で同じ人がマスク未着用を繰り返して摘発された場合には、着用を指導されることなく直ちに過料を科されることもある。
マスク着用について、「社会的距離の確保」は五つに分けられたレベルごとに着用義務付け対象の施設を定めている。すべての屋内で着用が義務付けられるのは上から3番目のレベルの第2段階からだ。
この社会的距離確保のレベルとは別に、政府は今月5日から「基本防疫措置」として、ダンスホールやカラオケボックスなど33種の施設でマスク着用を義務付けていた。
今回の措置はマスク着用をさらに強化するもので、過料も設けた。中央防疫対策本部の関係者によると、マスク未着用者に対しては10万ウォン、施設などの運営・管理をおろそかにした運営者には150万ウォンの過料が科すことができる。
mgk1202@yna.co.kr