ポスコがリチウム商業生産へ 韓国南部に年産4万3千トンの工場建設
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2021.04.14 14:09
【ソウル聯合ニュース】韓国鉄鋼最大手のポスコが鉱石からリチウムを抽出する技術の検証を終え、商業生産を本格化する。
同社は14日、南部・全羅南道の光陽経済自由区域に建設するリチウム生産工場への投資事業を9日の取締役会で報告し、承認されたと発表した。リチウム年産能力は4万3000トンで、これは電気自動車(EV)100万台を生産できる量に相当する。
今年6月までに着工する計画で、2023年の完工を目指す。同工場では主にオーストラリアで生産されるリチウム鉱石を主原料に、EVの走行距離を延ばす上で大きな役割を果たす水酸化リチウムを生産する。
同社は2010年以降、塩水と鉱石からそれぞれリチウムを抽出する技術の開発を進めてきた。光陽製鉄所内に建設した試験工場を2年以上にわたり運営してリチウムの生産ノウハウを蓄積し、専門人材を育成するなどして商業生産の準備を整えた。
tnak51@yna.co.kr