韓国の新規コロナ感染者 2日連続500人前後=重症患者が急増
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は27日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から512人増え、累計11万9898人になったと発表した。市中感染が477人、海外からの入国者の感染が35人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(499人、訂正後)から13人増え、2日連続500人前後となった。新規感染者数は土日に検査数が減る影響で週前半はやや少なく、週の半ばから再び増える傾向にあるため、感染拡大の勢いが弱まったとは見なせない。
連日500~700人台の感染者が発生し、しばらく減少傾向を示していた重篤・重症患者の数も再び急増している。
政府は「特別防疫管理週間」の今週に施設・グループ別の防疫管理を強化し、感染の抑え込みを図ると同時に、来週から適用される政府の防疫対策「社会的距離の確保」のレベル調整案を検討する予定だ。
新たに確認された市中感染者477人を地域別にみると、ソウル市が116人、京畿道が191人、仁川市が14人で、首都圏が計321人と全体の67.3%を占めた。
首都圏以外の地域では釜山市が30人、慶尚南道が27人、慶尚北道が20人、蔚山市が18人、忠清南道が14人、大邱市と忠清北道がそれぞれ9人、大田市が8人、光州市が6人、済州道が5人、全羅北道が4人、世宗市、江原道、全羅南道がそれぞれ2人だった。
家族や知人との集まり、インターネットカフェ、オフィス、飲食店、保育園など、日常生活のさまざまな場で感染者が発生している。
ソウル市内のインターネットカフェでは10人の感染が確認され、同市内のオフィスや京畿道安城市の老人会でそれぞれ13人が陽性と判定された。
京畿道軍浦市の保育園と光州市の飲食店ではそれぞれ12人の感染が判明し、慶尚北道金泉市と亀尾市のテニス同好会に関連する感染者は計21人に増えた。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは35人だった。このうち23人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの12人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から3人増えて計1820人となった。韓国国内の平均致死率は1.52%。重篤・重症患者は前日から24人増え、156人となっている。
26日の検査件数は4万8631件で、日曜日だった前の日に比べ3万443件多かった。
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