ビッグデータで犯罪危険度を予測 来月からシステム運営=韓国警察
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2021.04.29 13:26
【ソウル聯合ニュース】韓国警察庁は29日、来月1日からビッグデータと人工知能(AI)を活用した「犯罪危険度予測・分析システム」を全国で運営すると発表した。
このシステムは、区域別(100メートル四方)や時間帯別(2時間間隔)の犯罪危険度を10段階で判定し、犯罪や無秩序行為の発生件数を予測して表示する。
危険度を予測するため、警察への通報件数や警察官の数、遊興施設(クラブなど)の数、人口、曜日、失業率、交通事故の件数のデータを分析。危険度が高い地域について巡回が必要なルートをパトカーのカーナビに送信する。
また、防犯施設の状況や犯罪予防診断の結果、警察への通報履歴などを分析し、警察が犯罪多発地域を容易に把握できるようにする。
警察が3月の1カ月間に蔚山市、京畿道北部、忠清南道の警察庁でこのシステムを試験運営し、犯罪予測と実際の発生件数を比較した結果、平均83.1%の正確度を示した。
警察関係者は「危険度が高い地域を中心にパトロールした結果、犯罪の発生と通報件数が減少する効果もあった」と説明した。
ynhrm@yna.co.kr
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