ソウル市長「幼稚園の給食無償化推進」 保育園の給食費も見直しへ
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2021.05.04 13:51
【ソウル聯合ニュース】韓国の呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は4日、同市庁で会見を開き、幼稚園の給食無償化を速やかに推進すると発表した。
この日午前に開かれた閣議に出席した呉氏は、会見で幼稚園の給食無償化推進に向けて市議会と話し合い、正確な給食単価の算出と財政負担の算定を進めると述べた。
一方で、保育園との公平性の問題が生じる恐れがあると指摘。保育園の給食・間食費の見直しも推進するよう政府に求めたと明らかにした。
呉氏は「子どもたちの給食費は幼稚園の教育費や保育園の保育料に含まれているというのが政府の基本的な立場だが、現行の給食費では質の高い給食はおろか、間食の質も保証できないというのが現場の声だ」と述べた。
また、現在12の広域自治体(市・道)で幼稚園の給食無償化の財源を各教育庁が負担したり、教育庁と自治体が分担したりしており、幼稚園の給食無償化を推進することで現行の教育費に含まれている給食費が少ないという問題を解決すると説明した。
呉氏は「保健福祉部が管轄する保育園と教育部が管轄する幼稚園に通う園児の給食・間食費を差別するのは不当だ」として、政府が基準を定めて総合対策を講じるよう求めた。さらに、自治体による給食・間食費の予算負担についても議論する必要があると主張した。
これに先立ち、金仁鎬(キム・インホ)ソウル市議会議長は先月19日、呉氏に幼稚園の給食無償化実施を要請した。
ynhrm@yna.co.kr