ワクチン接種者 きょうから隔離免除に=韓国
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2021.05.05 06:01
【ソウル聯合ニュース】韓国で2回の新型コロナウイルスワクチン接種を受けた人について、5日から自主隔離が一部免除される。
韓国で現在までに1回目の接種を終えたのは、総人口の約7%。政府は今年の上半期中に1300万人、9月までに3600万人について1回目の接種を終えることを目標にしており、「インセンティブ(報奨)」付与することで、今後の接種率や防疫対応にどのような影響を及ぼすのか注目される。
韓国内でワクチン接種が完了した人は感染者と密接に接触したとしてもPCR検査で陰性判定を受け、感染が疑われる症状が出ていなければ自主隔離が免除される。ただ、ワクチンの接種が終わっても防疫措置は例外なく順守しなければならない。
これまで防疫当局は感染者が発生した場合、接触範囲やマスク着用の有無などを調査した後、密接接触者については自宅などでの2週間の自主隔離を義務付け、そのほかの接触者は発熱やせきなどの有無を毎日確認して報告する「能動監視」の対象としていた。
今後ワクチン接種完了者については、感染者と密接に接触していても検査結果が陰性で、感染が疑われる症状がなければ、2週間の自主隔離ではなく、能動監視の対象になる。ただ、接触した感染者が海外からの入国者の場合は除外される。
また国内で接種を終えてから2週間以上後に出国し、再入国した場合は検疫で受けた検査が陰性で、せきやのどの痛みなどの症状がなければ自主隔離が免除される。
南アフリカ型やブラジル型などの変異株が流行している国や地域から入国した場合は、これまで通り、2週間の自主隔離が義務付けられる。
yugiri@yna.co.kr
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