鄭義溶氏と茂木氏が初の2者会談 意思疎通の強化で一致
記事一覧
2021.05.05 18:22
【ロンドン聯合ニュース】韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官は5日(現地時間)、英ロンドン市内のホテルで日本の茂木敏充外相と会談を行った。韓日外相が対面で会談するのは昨年2月以来で、両氏の顔合わせは初めて。
両氏はこの日、米国のブリンケン国務長官を交えた韓米日外相会談を終えた後、約20分にわたり2者会談を行った。歴史問題や北朝鮮核問題などについて意見交換したものとみられる。
鄭氏は会談後、聯合ニュースの取材に対し、「良い話し合いができた」とし、「昨夜も茂木外相と長く話した」と伝えた。
外交部当局者によると、両氏はさまざま事案について虚心坦壊に意見を交わしたという。
同当局者は「韓米日の会談後、同じホテル内に別途用意しておいた場所に移動して韓日会談を行った」とし、「良い雰囲気で対話が進み、両国間の意思疎通を本格的に始める機会になった」と説明した。また「鄭長官は今後多様な懸案について意思疎通を強化すると話し、茂木外相もこれに対する完全な同意を示し、コミュニケーションをすると応じた」と伝えた。
韓米日外相会談に続く韓日会談が予想より長くなったことで、鄭氏は主要7カ国(G7)外相会合のスケジュールに合わせ、移動を急ぐことになった。
G7外相会合は4~5日(現地時間)の日程で開催され、韓国は、インド、オーストラリア、南アフリカ共和国、ブルネイとともにゲストとして招待された。
鄭氏は2月に外交部長官に就任。韓日間の歴史問題の解決などのため、いつどこでも茂木氏と会う姿勢を示していたが、日本が応じず、電話会談も行えずにいた。
yugiri@yna.co.kr