韓国の新規コロナ感染者 2日連続500人台=全国で感染拡大続く
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は7日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から525人増え、累計12万6044人になったと発表した。市中感染が509人、海外からの入国者の感染が16人だった。
1日当たりの新規感染者数は前日(574人)より49人少なく、2日連続で500人台にとどまった。ただ、これには「こどもの日」で祝日だった5日に検査件数が減少した影響もあるとみられ、感染拡大の勢いが弱まったとは見なせない。全国でクラスター(感染者集団)発生が相次ぎ、流行の「第4波」が続いている。
こどもの日や父母の日、釈迦誕生日(祝日)がある5月を迎え、各種の集まりや行事が増えていることに加え、蔚山市など一部地域を中心に従来の新型コロナウイルスよりも感染力が強いとされる変異ウイルスの感染が広がっており、感染者数はさらに膨らむ恐れがある。
新たに確認された市中感染者509人を地域別にみると、ソウル市が177人、京畿道が136人、仁川市が12人で、首都圏が計325人と全体の63.9%を占めた。
首都圏以外の地域は蔚山市が35人、慶尚南道が30人、光州市が21人、釜山市が20人、全羅南道と慶尚北道、済州道がそれぞれ12人、大邱市が9人、江原道と忠清南道がそれぞれ8人、大田市が7人、全羅北道が6人、忠清北道が4人だった。
ソウル市では、大規模魚市場に関連してこれまでに14人の感染が確認された。防疫当局と市は、市場に勤める2688人を対象に検査を実施している。このほか、職場や家族の集まり、飲食店、教会などの場を介して感染が広がっている。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは16人だった。このうち4人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの12人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から9人増えて計1860人となった。韓国国内の平均致死率は1.48%。重篤・重症患者は前日から10人減り、162人となっている。
6日の検査件数は4万362件で、祝日だった前の日に比べ2万3439件多かった。
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