防疫対策レベルを3週間延長 5人以上集合禁止・営業制限も=韓国
記事一覧
2021.05.21 12:10
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央災難(災害)安全対策本部は21日、新型コロナウイルスの防疫対策「社会的距離の確保」の現行のレベルと5人以上の私的な集まりの禁止措置を24日から3週間延長する方針を発表した。
また、首都圏の飲食店やカフェ、室内スポーツ施設、カラオケボックスなど不特定多数が利用する施設の営業時間制限(現在は夜10時まで)と遊興施設(クラブなど)の営業禁止措置も同様に延長することを決めた。
社会的距離の確保の現行のレベルは首都圏が上から3番目の第2段階、首都圏以外は同4番目の第1.5段階で、2月15日に実施されてから6回延長され、4カ月間同じレベルが維持されることになった。
中央災難安全対策本部は「重篤・重症患者と死者が減少したことで医療体制が安定しており、市民経済の被害を考慮して現在の防疫措置を維持する」と説明した。
また、6月末までに高齢者などを対象とするワクチンの接種を円滑に行うためには感染拡大を抑えることが必要で、防疫規則を緩和するのは難しいとの見方を示した。
直近の1週間(5月15~21日)の市中感染者数は1日平均590.6人で、先週(5月8~14日)の592.4人とほぼ変わらないが、5月に入って人々の移動量は流行の「第3波」直前の昨年11月中旬の水準まで回復している。
中央災難安全対策本部は、1週間当たりの1日平均感染者数が800人台に増加するなど、感染が拡大した場合は社会的距離の確保のレベルを第2.5段階に引き上げ、不特定多数が利用する施設の営業時間制限を午後10時までから午後9時までに早めるなど、防疫措置の強化を検討することを決めた。
ynhrm@yna.co.kr
キーワード